契約から繋がる-Ⅱ-
「オーナー……お店はどうなるの?」
「さあな。何とかなるだろ…」
「本当は…心配なんでしょ?」
「…どうだろーな。三上が何とかするだろ」
三上?三上って……確か…オーナーの事を私に話してくれた人…。
スーツに小さな名札を付けてたから覚えてる。
あの人が
新しいオーナーだったんだ。
知らなかった…。
「…それで、いいの?本当に…それで後悔しないの?」
「…当たり前」
オーナー…。
無理してるよね。
絶対…無理してる…。