契約から繋がる-Ⅱ-
「…本当に…いいのか?」
「もちろんだよ。これからは夫婦なんだから、私を信用して欲しい」
「…里菜……。わかった。ありがとうな」
「よかった…。オーナー…よかった」
本当によかった。
私、今本当に嬉しいから。
「里菜…何があっても守るからな。これからは、お前達の為に生きて行くから。ずっと…傍に居てな」
「うん。何があっても離れないから」
「ああ。そうしてくれ」
しばらく抱き合った後
私達は水族館を後にし
家へと帰った。