契約から繋がる-Ⅱ-
寂しいのは寂しいけれど
私が選んだ道だから…仕方ないよね。
それに悠也は
蓮と陽の事まで面倒みてくれてる。
文句言わずに可愛がってくれてる。
なのに…寂しいなんて言えないよね。
「芹香。蓮と陽、姉貴に預けるか?」
「え?預けてデートするって事?」
「ああ。たまには、いーんじゃね?」
「うん。…あ、でも…前も見て貰ったし…。何回も悪いよ」
「何気使ってんだ。馬ー鹿」
気使うよ。
結婚してる訳じゃないのに
見て貰うなんて…。