遠距離恋愛
:)別れの日まで
・・・隼人が東京に来て、もう4日。
残り、隼人が東京にいる日にちは3日だけ・・。
一週間って本当に短いなぁって、隼人に会ったときだけ思う。
今日からはホテルを出て、あたしの家で残りの3日間を過ごす。
家に向かう途中の車の中で拓也があたしに聞いた。
「なぁ、俺ってさ、また一人?」
ぁ、そっか・・・どうしよう。
全く拓也のこと考えてなかったわぁ・・。
そんなことを一人で悩んでいるあたしの代わりに隼人が言った。
「俺たちと同じ部屋でいいんじゃねぇ?」
え・・・一緒なの?
拓也と一緒なのはいいけどさ・・・。
だって、残りの3日間ベタベタしたかったんだけど・・・。
もちろん、本当の気持ちは言えなくって、
「じゃぁ、そうしよっか。拓也も入れて3人で寝よ。」
「よっしゃぁ!!一人とか、意外と寂しいんだぜ。」
なぁんだ、拓也、結構可愛いかも・・・。
「まぁ、お前に由愛はやらないから。」
サラッと笑顔で言う隼人。
「・・・なぁ?」
ヤバっ・・・。
目、合っちゃったよ・・・。
こんな時でもドキッとする。
お母さんたちも居るのに。
あたしは赤くなってる顔が見えないように、下を向いた。
嬉しいけど・・・やっぱ恥ずかしいよ。