遠距離恋愛
楽しい時間は刻々と過ぎていくもので・・・。


「隼人、大丈夫かな??」


あたしは部屋で一人、ベッドの上に座って携帯を握り締めていた。


なぜかというと・・・今日は隼人が受けた大学の合格発表の日だから!!!


「あぁ、もう。落ち着かない!!!」


これで何回目だろ??

この部屋グルグル回るの。

漫画とかでよくあるけど、心配になると人って、回りたくなっちゃうのかな??


そんなバカな事を考えていた時・・・。


――プルル プルル


携帯を急いで開いて、電話に出る。


「隼人?!」

「由愛、早く家探さないとな☆」

「え??」

「もちろん、合格でした♪」

嘘?!

本当に?!

マジですかっ?!

「なぁに、固まってるんだよ。」

クスッと笑い声が電話越しに聞こえる。

でも、そんなの気にしてらんない。

「隼人、早く東京来てね。」

「学校、卒業したらな。」

「今すぐがいい!!!」

「ぁとちょっと待てよ。1ヶ月だぞ??」

「1ヶ月もぁんの??待てないよ!!!」

「はいはい、お姫様。じゃぁ、また掛け直すから。」

「ぇっ?!」

――プツッ
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