遠距離恋愛

「どうだった??」

あたしの頭を撫でながら隼人が聞く。


――ベッドの中。


あたしがいつも使ってるベッドだから2人入るにはちょっと狭い。

だから、あたしと隼人はピッタリくっついてて。

ただでさえ裸だから恥ずかしいのに。

でも・・・やっぱ嬉しい。

あたしは隼人の胸に頭をくっつけながら、言った。




「今あたし達、かなり近距離だよね。」

「だな。由愛の胸、ぶつかってるし。」

「そうじゃなくって。でも・・・これからはずっとこうしていられるんだよね。」

「まぁな。ずっと近くにいれるんだな。」

「これからはさ、遠距離恋愛じゃなくって、近距離恋愛だね。」

「どっちにしても、俺たちは永遠じゃん??」

「そうだね。」



そして、2人で笑いあう。



そうだよね・・・。

あたし達の愛は永遠だよね??

ずっとずっと・・・。



あたしは隼人を、

隼人はあたしを、

お互いがお互いを


愛し続けるんだ。




・・END・・



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