You are my best
外に出て、2人まで10m程の所で
足が止まった。
目の前に、樹の腕に寄りかかっている、
小宮さんを見つけてしまったから...。
本当に、樹だった...。
「香...恋...ほんとに...」
あたしに気付いた樹が
何か言いかけたけれど、
あたしはその言葉を全く聞こうとも
しなかった。
「...絶対っていったじゃん...。
2人で過ごそうね、っていったじゃん...。」
樹には聞こえないくらいの声で言った...。
そして樹を見て、
「...大っきらい...。」
そういって、2人の横を走って
通り過ぎた。
2人が見えなくなるまで、
走り続けた。
曲がり角を曲がる。
振り返っても、樹の姿はない。
本当は、追いかけてきてくれるって
どっかで期待してたのに...。
...大っきらいなんて、
思ってないのに...。
「...うっ...ぅうっ...。」
あたしはその場に
しゃがみ込み、静かに涙を流すことしか
できなかった...。
4か月記念のサプライズがこれなら...
4か月なんてたってほしくなかったよ...。
足が止まった。
目の前に、樹の腕に寄りかかっている、
小宮さんを見つけてしまったから...。
本当に、樹だった...。
「香...恋...ほんとに...」
あたしに気付いた樹が
何か言いかけたけれど、
あたしはその言葉を全く聞こうとも
しなかった。
「...絶対っていったじゃん...。
2人で過ごそうね、っていったじゃん...。」
樹には聞こえないくらいの声で言った...。
そして樹を見て、
「...大っきらい...。」
そういって、2人の横を走って
通り過ぎた。
2人が見えなくなるまで、
走り続けた。
曲がり角を曲がる。
振り返っても、樹の姿はない。
本当は、追いかけてきてくれるって
どっかで期待してたのに...。
...大っきらいなんて、
思ってないのに...。
「...うっ...ぅうっ...。」
あたしはその場に
しゃがみ込み、静かに涙を流すことしか
できなかった...。
4か月記念のサプライズがこれなら...
4か月なんてたってほしくなかったよ...。