5センチの距離
『無視するからだろ。』



つり目の男は冷たく言った。



「…何か御用ですか??」


丁寧に言ったけど顔は引きつっていると思う。



『俺もな、遅刻しそうなんだぁ。』





………へぇ〜。




あたしはつり目の男を無視して走った。



バッカみたい。



こんな男なんかに時間潰されて遅刻なんてたまったものじゃない。



『てめッ逃げんのか??』



はぃ。

逃げてます。
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