大切なもの〜X'masプレゼント〜
「香奈ーーっ!!」
「あ・・啓斗っ」
今の時間3時30分。
学校が終わってから私と啓斗は校門の前で毎日待ち合わせてる。
高3になってクラスが離れちゃったんだ・・。
今まで啓斗のことを待ってる間
少し昔のことを思い出してた。
バタバタ走ってくる啓斗。
そんなに急がなくても良いのになあ。
「待たせてごめんな?」
「ううん。大丈夫。」
そう言って手を繋いで歩き出す。