僕が人間になった訳。
「お前もそろそろ、命をふきこむ時期だ」

神様はぼくを起こすと笑って言った。

ぼくは起こさないで欲しかった。

別にこのままで大丈夫だから。



「さぁ、誰のもとに舞い降りる?」


モニターにはいろんな人や動物、虫がいた。

ぼくは指差した。

「これになりたい」






それは人間だった。

 
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