花に託したmessage

 あのときと表情が同じだなとか思っているうちに、どうやらゲームが終わったらしい。大地が私の近くまでもどってきた。
「花音は何か欲しいものあるか?とってやるぞ。」
と大地はユーフォーキャッチャーを指差して、言った。
「えっと……。」
大地がせっかく言ってくれてるから何かとってもらおうと大地が指差しているユーフォーキャッチャーのほうを見た。すると、秀一と鈴子が一緒にいて、秀一が鈴子にとったキーホルダーをあげていた。それを見た鈴子がもらっていたキーホルダーがあるユーフォーキャッチャーに近づいて、中をみる。鈴子が秀一からもらったキーホルダーの色違いのものがあった。きらきらと光に反射しているシルバーのハートのキーホルダーがとても綺麗でしばらく見入ってしまった。鈴子がもらった淡いピンク色のハートとは色違いなだけなのに輝き方が違った。一目で気に入ってしまった。私はこれを大地にとってもらうことに決めた。
「大地。」
『私これがいい。』と声をかける前に大地は私が見入っていたものをとっていた。

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