ヴァンパイア王子

「それはね、菜月がリューカスだからなのよ。」


・・リューカス??


「何それ?」


「最高級の血を持つ一族。

なかなかいない。

っていうかもう菜月の一族で最後だわ。」


血に最高級とかあるのか・・・

ていうか一族ってことはお母さん達も??


そんなん聞いてないし。


「それで・・・?

まさか血をくれとかいわないでよね?」


「リューカスは最高級・・・

俺のものにならないか?」


「いや。」


「なっ!?」


即答してやりました。

おどろく神月。

だって嫌だもん。


だれが好んで食料なりますかっての。


「その気はないので他あたってください。

それじゃあ。紫苑、またね。」


「うん。また明日。」


話はそれだけだったようですんなりと帰してくれた。

まぁ紫苑は紫苑だしいいか。


あたしは帰るとお母さんに聞くことにした。


< 12 / 12 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop