嫌いなアイツ



あれ…。

ヤバいかも……。

クラクラする………。



あたしは軽くめまいを感じた。

――マジでヤバいかも…。



フラッと倒れそうになった。


――そのとき。




「保健室。」


「――!!」




瑠伊が…、肩を支えてくれた。



「ちょっと!なに!?」

「アホかお前。
痩せ我慢すんな」

「なッ――」



反論しようとしたとき…

自分の体が、宙に浮いた。




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