one story
one racket
パコーーン
「ゲームオーバーゲームセット」
「「ありがとうございました!!」」
私の好きなスポーツ。
テニス!
中学に入ってから始めた。
鈴(リン)中学2年生。
うちのテニス部は全員で15人。
私はその中でも一番背がちっちゃくて
テニスが下手だ。
それでも好きだから頑張っている。
でも、トキドキ結果が出ないと挫折しかかる。
そんな私を支えてくれたのは
一番背が高くてスラッとしていてかわいくて
テニスが一番うまい。
みんなが羨むような子だ。
ある試合で1回戦負けの時、
「もぅ、やめよっかな…」
「そんなこと言わないで。」
「光が見えないよ。」
「鈴は・・・」
「???」
「鈴はきっとうまくなるよ。」
「なんで?」
「努力してるもん。私羨ましい・・」
「・・。」
「私何でもすぐできるけど、最後にはいっつも努力してる子には負けちゃう。」
「努力してる子?」
「鈴のこと!!」
「!!!」
「やめないで?」
「うー・・」
「今度こそは私も努力して鈴に追い越されないようにしようと思ったのにやめちゃったらダメじゃん!!」
「うん・・。」
最後はこうやってあったかい言葉をかけてくれるの。
そんな友達に貰ったものがあるの。

大好きな親友と

大好きな


ラケット★


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