呪い・Ⅰ〜襖〜

「さぁ、佳菜ちゃん。早速だけど、頼みがあるの。」

「はい、何でしょう?」

「たいした事ではないわ。両手を握り、背中をピッタシ襖に付けて。そして、目をつぶって。後はアタシの話を聞いて、良いと言うまで、目を開けないで。」

何故

そんな事をするのか

サッパリ

分からなかった。

でも

約束したし

鈴子さんの為なら

気にならなかった。


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