呪い・Ⅰ〜襖〜
「ねぇ佳菜ちゃん、約束したわよね?『ずっと一緒にいる』って。」

「はい!」

忘れるはずがなかった。

「ねぇ、それならいっそ二人でいましょう。二人だけで…永遠に。」

「…え?」

その時

気付いた。

鈴子さんの

おかしさに。

私は咄嗟に

目を開けた。

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