呪い・Ⅰ〜襖〜



目が覚めたのは

病院のベッドの上。

首にはまだ

くっきりと

型が残っていた。

私より

ほんの少し

‘大きい’

手の型が。

‘私はいったい、どこで間違えたんだろう。’

母をみながら

そう思った。



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