御影市大新年会2009
リビングでは男性陣が全員眠りこけている。

なので別室へ移動する女性陣。

そこには。

「「「「「「わぁー♪」」」」」」

色とりどりの着物が準備されていた。

「私は何百年も前から日本にいるからね」

メグが言う。

「その当時身につけていた着物も全部保存しているの。魔術で完全保存してあるから虫食いもないし清潔に保たれているわ。晴れ着とはいかないかもだけど、せっかくの正月だしね…好きなの着てみて」

「いいんですか?」

黛が目をキラキラさせながら言う。

覚醒者とはいえ、やはり女の子だ。

煌びやかな着物には興味があるらしい。

「勿論。こんなにいっぱい持っていたって一人では全部着られないしね。何なら着て帰ったっていいわよ?」

メグは頷いた。

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