御影市大新年会2009
さて。

一晩かけてのどんちゃん騒ぎも、そろそろ夜明けだ。

「おお」

乙女が窓の外を眺める。

「新年のご来光という奴だな」

時貞も腕を組み、初日の出を拝む。

「ふぁああぁ…」

ジルコーが大あくびをした。

「どれ程おかげがあるかは知らねぇが、俺達闇の眷属は、そろそろ塒に帰る時間だな」

「そうですね…名残惜しいですが」

蘭花が少し寂しそうに笑う。

「私達も行きましょうか。最後の決着をつけなくちゃ」

黛に促され、哲平とななみが頷いた。

「ならば俺達も彼の地へ戻ろう。女神国に女王がいつまでも不在ではよくはなかろう」

「そうだな…」

紅に言われ、乙女も立ち上がった。

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