永遠を抱きしめて
私の名前は、瀬川葵。18歳高校3年生だ。

普通の公立高校に通う学生である。

この目の前にいるのが芦屋美樹。私の友達で結構かわいい。

高校に入ってからの友達だ。

「だって北岡くんがあんなに親しくしてる女子って葵ぐらいじゃん」

「他にもいるよ!山本さんとか篠田さんとか・・・・」

「はいはいもういいよ。 デモデモやっぱカッコイイよ。北岡くん♪」

――――その目は節穴か!あんなやつのどこがカッコイイんだ。


この話題にあがってる奴・・・さっき私から古語辞典を奪っていったやつだが、名前は北岡政宗。なんとも古風な名前だが私とおなじ高2だ。

性格は最悪の上二重人格だ。美樹のようにだまされている女子はかなり多い。

「いいなぁ!葵。北岡くんと中学一緒なんだもんなぁ。ううー私ももう少し東に住んでいれば・・・・」

「そんなに羨ましいなら思い出ノシつけてあげるよ!」

そうそう思うほどあいつとは全然いい思い出がない。まったく。

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