口説いてんの?
ハート 7
★
俺は、薫さんの横顔をチラチラと見ながら
声をかけようか迷っていた。
一人になりたくないし
飲みたい気分でもあった。
薫さんが怒ってる理由も知りたかったし
チャンスだとも思っていた。
でも、どう切り出そうか悩んでいると
薫さんが声をかけてきた。
「真っ直ぐ帰る?
ちょっと飲みたい気分なんだけど?」
「良いですよ。居酒屋でも行きますか?」
「嫌だ。ゆっくり飲みたいから家に来る?」
俺はハッとして
すぐに答えられなかった。
「嫌なら無理にとは言わないけど?」
「良いんですか、俺が行っても?」
「なんで?俊也も泊まった事あるし
親は何にも言わないよ」
「はい。
じゃあ、何処かでビール買いますか?」
俺は、声が上ずらないように
気を付けながら答えた。
俺は、薫さんの横顔をチラチラと見ながら
声をかけようか迷っていた。
一人になりたくないし
飲みたい気分でもあった。
薫さんが怒ってる理由も知りたかったし
チャンスだとも思っていた。
でも、どう切り出そうか悩んでいると
薫さんが声をかけてきた。
「真っ直ぐ帰る?
ちょっと飲みたい気分なんだけど?」
「良いですよ。居酒屋でも行きますか?」
「嫌だ。ゆっくり飲みたいから家に来る?」
俺はハッとして
すぐに答えられなかった。
「嫌なら無理にとは言わないけど?」
「良いんですか、俺が行っても?」
「なんで?俊也も泊まった事あるし
親は何にも言わないよ」
「はい。
じゃあ、何処かでビール買いますか?」
俺は、声が上ずらないように
気を付けながら答えた。