口説いてんの?

「凪斗、お前麻雀出来るよな?

 今度、薫も一緒にやろうぜ!」

「あぁ、はい」

「麻雀してる薫は女じゃないから。

 年上女が苦手なのは、薫で免疫つけろ!」

「どういう意味よー!」

「まぁいい、仲良くやろうぜ!」

「そうだ!

 あたしが宇佐見君を変えてあげるよ!

 眼鏡掛けてないと綺麗な顔なんだから。

 まずは服装からね?今度、買い物行こう」

「留美、それは違うと思うけど・・・」

「行く!」

私がプレッシャーをかけて

しまったんだろうか・・・少し後悔した。

「おっ、そうだ!お前ら時間大丈夫か?」

俊也が、凪斗と留美に訊いた。

『はい』

「じゃあ、ちょっと手伝え!

 時給分は出すから終わったらメシ行こう!」

『は~い!』

みんなの気持ちとは反対で

薫子は気分が乗らなかった。


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