口説いてんの?

「フフッ!そうよね。

 やっぱりいくら若作りしても

 あなた達四人とは違うわよね。

 薫ちゃんスッピンでしょ?

 私はスッピンで外に出られないもの・・・」

恵理子さんは自嘲するように

薄い笑みを浮かべた。

「私がスッピンなのは自信がある

 とかじゃなくて、ただ面倒なだけです。

 それと宇佐見君の年上女恐怖症を

 克服してあげたかったから

 麻雀してると男も女もないから・・・

 俊也と相談して、そうしようと言う事に

 なっただけです」

薫子の言葉に、凪斗は肩をすくめていた。

俊也が恵理子さんに目を向けて言った。

「薫子の言う通りです。

 でも、恵理子さんも綺麗ですよ。

 ただ、凪斗に求めるのは違うと思います」

恵理子さんはみんなを見渡した。


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