銀白虎
「…わかった。笑うなよ…?」
うん、と頷く。
「…絶対だからなっ!?」
うんうん、と頷く。
はぁぁぁ…とため息を一つついて、神崎くんはあたしに背を向けた。
気付けば、周りを見渡すとみんなあたし達に注目していた。
うわっと…。
騒ぎすぎたかな…
でもみんな、どちらかと言えば装着中の神崎くんに視線が行っている気がする…。
……やっぱり、みんな気になるのか…。
しょうがないよね。
神崎くんこんなキャラだけど、顔は整っているし…。
あたしは、いい仕事をしたなと思った。