銀白虎




な、なんか変なことを言ってしまった…。

てゆか、フォローじゃないっ…。



神崎くん黙ったままだし…どうしよう…。




「まぢで…?」


突然ぽつり、神崎くんが言う。



あれ?

なんか神崎くん、ちょっとだけ復活してるよーな…?



「約束な!」

と念を圧されてるし…?




「う、うん…?」


「ついでに結城!良かったら当日一緒に…っ」


「神崎、待たせて悪かったね。この服、着るのが複雑でさ」



女子に対する口調よりは少し崩した感じで。

でも、ブラックさは全くなく。


彼はいつのまにか側にいて、神崎くんに話し掛けてきた。





やっぱり、にこやかに。





< 119 / 589 >

この作品をシェア

pagetop