銀白虎
な、なんか変なことを言ってしまった…。
てゆか、フォローじゃないっ…。
神崎くん黙ったままだし…どうしよう…。
「まぢで…?」
突然ぽつり、神崎くんが言う。
あれ?
なんか神崎くん、ちょっとだけ復活してるよーな…?
「約束な!」
と念を圧されてるし…?
「う、うん…?」
「ついでに結城!良かったら当日一緒に…っ」
「神崎、待たせて悪かったね。この服、着るのが複雑でさ」
女子に対する口調よりは少し崩した感じで。
でも、ブラックさは全くなく。
彼はいつのまにか側にいて、神崎くんに話し掛けてきた。
やっぱり、にこやかに。