銀白虎








はっと、して。


あんなにも重かった目蓋が開いた。



いきなりの暗闇からの光は、思わず涙を出させるほど痛かった。






「おいっ!!大丈夫か!?」


「………、みく、ん……?」








どうして………?






ズキンッ、


鈍い痛みがあたしの脳ミソを襲う。





「……っ、」



なんだろう。この頭痛は。




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