銀白虎






周りは見慣れない景色…。





ここは……―――――そうだ。蓮見くん家だ。







昨日のことが一気に頭に駆け戻ってくる。












「結城さん!起きてくださーい!」





ドンドン、と。


扉が、音をたててる。





さっきの音は、これだったのか…。





慌ててベッドから降りて、扉を開けた。





「あっ、おはようございまっす!!」








そこには




厳ついスキンヘッドと、

やっぱり悪い人とは思えない不器用な笑顔。






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