銀白虎




「…ごめん、ちょっとトイレ行ってくる」



だから、立ち上がって………逃げたんだ。



このままじゃ、笑顔で居られなくなりそうで。














「「…あ。」」



お互い同時に声を発したことに、なんだかびっくりした。


意外と気があったりして。



「…何してるのよ?」


相変わらず疑いの籠った目を向けられていて、可笑しかった。


一応、先輩なんだけどなぁ、あたし。





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