銀白虎





上着を脱いで、着ていたものをラフな部屋着に着替えて、ベットに腰を下ろす。


「今日は楽しかったなぁ」


まさか竜くんと要くんが友達だったなんて。


けど、なんとなく安心したんだ。

竜くんは、人を寄せ付けない、というかーーーーー自ら拒絶しているようにみえるから。


「こんなこと言ったら、またうざがられるんだろうなぁ」


それでも、どうしてか放っておけない気持ちになる。







それに………






ーーーー「…うん。その通り。あたしは蓮見くんが好きだよ」ーーーー







もう、ばれてしまってるんだ。







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