銀白虎
「笑うなっつーの!」
「…だ、だって、意外なハマリ役なんだもん…っ」
いいよ、それ!と
あたしは腹を抱えてゲラゲラと笑っていた。
涙まで出て来る始末。
一通り笑って、ようやく落ち着きを取り戻し、涙を拭う。
「…まぁ、いいか。」
「え?」
「今日なんか変だったからさ〜。よかったよ、元気みたいでっ」
そんな、あたしの不審な行動を心配してくれていたんだ。
それは申し訳なかったな…。
「…いや、あれはなんてゆーかね…とりあえず、ごめんね」
「いや?勝手に心配してただけだから気にすんなって。……魔女もおかげでやる気になってきたし…」
最後の方の言葉が声が小さくて聞こえづら買ったから、へ?って聞くと、なんでもねぇって返された。