銀白虎
ミルク味
ところであたしも、人の応援をしてる場合じゃない。
ちゃんと仕事をしなくては。
衣装係の仕事は、もちろん衣装を作ることなんだけど…
配役されている人と、2人1組になって、その人の衣装を作るんだとか…。
そしてあたしは…
「…し、死ぬっ!もうだめだ!このままでは俺は殺される!!」
うん…見ていてわかったよ。
その気持ち…。
「お、お疲れ様…神崎くん…」
……神崎くんの、魔女の衣装を作るのだ。
その為、神崎くんの練習が終わるまで暇だったので、ぷち鑑賞をしていたわけだ。
「…俺、もうやっていける自信がねぇよ…」
ついには、弱音を吐き出しブルーモードに入ってしまった…。