メリージンクス!!
「暑いっ」
私と麻帆は飲み物をもらうのに一度外に出た。
カラオケ入って1時間しかたってないのに、汗かいてる。
カラオケってこんなに体力使うっけ?
奈美と未紗からリクエストがあったオレンジジュースを機械からコップに注いでいると、後ろに私たちと同じ歳くらいの男の人が来た。
何となく見たことがあるような、ないようなだったけど、気のせいだと思っているときだった。
「おい、ひろ!!何すんだよ」
「うるせ!!お前が悪いんだろ」
自分の耳を疑ったが、確かに聞いたことがある声だ。
そう思って振り返ると、2人のうち1人と目が合った。
そして私は大声をあげた。
「ひろ!!たかっち!!」
「!!大川!!」