記憶のバグ
俺のクラスは、当日にはやることの少ないアトリエだった。

これは、自由に文化祭を楽しめそうだ。


広斗と合流し、校内を散策することに。


「かわいい子はどこにいるんだ。」
広斗が我慢できず、俺に聞く。

「探すって言ったのはお前だろ！何か情報ねぇのかよ。」
俺は、飽きっぽい広斗に聞き返した。


「そういえば、うちのマネージャーのクラスはかわいい子が多いって言ってたな」
思い出したかのように、広斗が言う。

「でも、俺年上が好みなんだよな」


広斗は、多少わがままなところがあるから、甘えれる年上が好みらしい。


「とりあえず、マネージャーがいるなら行きやすいから、行こうぜ」
俺は、広斗を説得するように言った。


文化祭の校内地図を見るとマネージャーのいる１組はクレープ屋をやっているみたいだ。
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