記憶のバグ
クレープ屋の受付には、三人のかわいい子がいた。


タイプはみんな違うが、男性なら三人ともかわいいと思うだろう。


そういえば、クレープ屋なのに男がやけに多かった気がする。


理由が受付でわかった。


マネージャーの情報によると、
左で受付してるのが美雪ちゃん。
真ん中でお勘定しているのがさやかちゃん。
右でクレープを渡してるのがエリ。


俺のとなりで広斗がぼーっとしている。
「かわいい」
ボソッと広斗が言った。

「右の子すんげぇかわいくねぇ」
広斗が俺に耳打ちをする。

確かにかわいい。でも顔のタイプで言えば俺はさやかちゃんだ。

「俺は真ん中の子がいいな」

広斗に耳打ちをした。


俺と広斗は顔を見合わせがっちりと握手をした。
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