カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜後編
「ごめん~お待たせ。
もう、お腹空きまくりで。」


久しぶりに見るフミは、髪が長く、清潔感溢れるシックな装いの大人の女性に変わっていた。




「いや~もう、なんか準備が大変でさ。」

ひと息付きながら、テーブルに並べられてるおつまみに手を伸ばしていた。


「フミ。なんのサークル?」








「ミステリー研究」


「「………」」











人は、変わるのね…





そう、人は変わる。




想いも…変わるんだ…






「そういえばね。舞。私昨日、カズキ見かけたよ」



「えっ?!」







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