カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜後編
カズキ…!?

「なんか、繁華街に立っていてさ。なんだろ…?シュンさん?なのかな~
数人と話込んでたみたいだったら。近寄りがたい空気だったから、声かけれなかったの…ごめんね」

「いや?全然?ありがとうね。元気そうならいいんだ…」


未練たらたらに、私の事は映ってるんだろうな。

私は、カズキが元気でいるとわかっただけで…



嬉しかったんだ。




でもね。


あんなに聞いても、知らないの一点張りだったはずのシュンさん。

フミの見間違えじゃないなら…

シュンは何故私に隠してたんだろ?


元気だよって…


教えてくれてもいいのに。






「でわ、改めて
「「「かんぱーい」」」




グラスがカチン!




高らかに鳴り渡った。






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