カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜後編
独立
「ねぇ…カズキ?
この皿何処に置くの?」
「あ-任せるわ」
「は~い」
職業訓練校をカズキは3ヶ月という短い期間で卒業をして、
むせ返る暑い夏の日にカズキは、今日から一人暮しをすることに。
どうしてこんなにも、早くするの?と聞いたら
「出ていけ」
とお母さんに言われたみたい。
お母さんとしては、いつまでもすねをかじっていられるのは困るようで、
仕事を見つけたカズキを、早目に家から出したようだ。
その証拠に、家電一式を買い与え、最低限生活に困らないようにとの配慮をしていた様に思える。
カズキの仕事はと言うと、訓練校からの紹介の大工をとりあえず、就職先に選んだよう。
「暑いなぁ~。扇風機見つけて少し休むか?」
「駄目だよ?もう少し頑張ってよ。」
「スイマセンね。舞さん。カズキ!さっさとやりなさい!!」
カズキのお母さんの叱咤が飛ぶ。
「ん~だよ。来なくたってよかったのにさ。」
不満気味に、段ボールの中を開けている。
「言われなくても、もう少しで行くから、安心しなさい。」
「も~ッ!カズキどうしてそう言い方するかな?」
「いいんだよ。どうだって」
「女の前だから調子に乗ってるだけだから。いいんですよ。」
「っせ~なッ!!」
乱暴にクシャクシャになった新聞の切れ端をゴミ袋に詰め込んでいた。
この皿何処に置くの?」
「あ-任せるわ」
「は~い」
職業訓練校をカズキは3ヶ月という短い期間で卒業をして、
むせ返る暑い夏の日にカズキは、今日から一人暮しをすることに。
どうしてこんなにも、早くするの?と聞いたら
「出ていけ」
とお母さんに言われたみたい。
お母さんとしては、いつまでもすねをかじっていられるのは困るようで、
仕事を見つけたカズキを、早目に家から出したようだ。
その証拠に、家電一式を買い与え、最低限生活に困らないようにとの配慮をしていた様に思える。
カズキの仕事はと言うと、訓練校からの紹介の大工をとりあえず、就職先に選んだよう。
「暑いなぁ~。扇風機見つけて少し休むか?」
「駄目だよ?もう少し頑張ってよ。」
「スイマセンね。舞さん。カズキ!さっさとやりなさい!!」
カズキのお母さんの叱咤が飛ぶ。
「ん~だよ。来なくたってよかったのにさ。」
不満気味に、段ボールの中を開けている。
「言われなくても、もう少しで行くから、安心しなさい。」
「も~ッ!カズキどうしてそう言い方するかな?」
「いいんだよ。どうだって」
「女の前だから調子に乗ってるだけだから。いいんですよ。」
「っせ~なッ!!」
乱暴にクシャクシャになった新聞の切れ端をゴミ袋に詰め込んでいた。