カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜後編
軽快に車をうみへ向けて走り始めていた。


そんなときだった。



パパーン!パパーン!


「ハイ!そこの車止まりなさい」



後ろから拡声器で張り上げる声・・


そう警察からの警告だった。


「クソッたれ!!!」



ムキなって警察を振り払おうとスピードをあげている。




「えええ?もう見つかったの??最悪なんだけどー」


かなり迷惑そうに、あみが俺に訴えてきた。


もうこうなりゃ逃げるしかないな・・



山崎も同じ事を考えたんだろうか?




ねじの壊れたおもちゃのように、スピードが加速する・・



鳴り止まぬサイレンと静止を呼びかける声。




すべてが麻痺した感覚に囚われる。




「あ!!」





一瞬なにがあったのか。。わからなかった。




気がついたら車ごと半回転をしガードレールに激突をしていた。















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