カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜後編
やばい…ってば今話かけないで!

なんて思ってたけど…


もう遅かった…


真由美さんの口から、カズキという単語が、発信されるのは数秒とかからず…私が気になっていた怪我をした女が、こちらを見下すように視線を送ってきた。


一瞬にして凍りつく。







やっぱり…そうだったんだ。










「え?舞…?」


もう嫌だ…帰りたい…


この場所から逃げたい。







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