カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜後編
「舞」

一番先に口を開いたのは、ユキだった。

久しぶりに見るユキの顔・・


言葉みつからないよ・・・・


「舞・・聞いたよ・・・?カズキのこと・・」

「フミ・・誰から聞いたの?」


自然と鼻の奥がツーンとしてきた。


「舞の母さんからだよ?心配した様子でね・・どうしおうもできないみたいで・・」


「そう・・」


ポタポタと涙が、布団の上に落ちては広がりにじみだしていた。



「俺は・・心配で家の前まできたら・・ユキちゃんがと、フミちゃんがちょうどいたから一緒にきたんだ。」


「そう・・」




軽い沈黙が流れるのを感じた・・



来てくれたのはうれしいけど・・今の私には・・


正直・・迷惑・・・




ほっといてよ・・一人にしてよ・・・









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