憎愛者
明美が…死んだ?
しかも自殺…?
俺のせいなのか?
俺のせいで明美は…
『最近多いよね、こういうの。』
ドクンッ
自分でも分かるくらいに心臓がバクバクしている。
額からは冷や汗も出ている。
『…孝行?大丈夫?』
『…ぁ…ああ、大丈夫。』
美幸に心配掛けさせたくなくて
平常を装った。
『そう…?無理しないでね?』
『あぁ、ありがとう。』
この時はまだ分かっていなかったんだ
このままで終わらないことを