~KissHug~
罪悪感と裏腹に
もう私の心は、素良のところに走っていた。


素良の部屋で
素良を感じる…


素良の机
素良のイス


   ここで、勉強してるんだ


私は、素良の机の上に会った小説を読んだ。
素良は、ここで、どんなふうに
感じたんだろう。

最後は、どうなったらいいって考えたかな?

素良の読んでいる本を真剣に読んだ。


時間を忘れて集中して
結局最後まで読んだ。


「あ、もうこんな時間…
素良のばか…帰ってこないじゃん…」


ヒマになったら
急に素良が千鶴とどんな時間を過ごしてるのか
考えては、胸がモヤモヤした。



   読書してなかったら
   狂い死にしてたな~


時計が気になった。


   もう6時、遅くても7時には帰らなくちゃ
   早く帰ってきてよ・・・・


ベットにゴロンと横になった。


枕に顔を埋める


「ん~素良の匂い~!!」






「素良バカ!!早く帰ってきて~」


悶絶して
枕を抱きしめた。
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