~KissHug~
「いいのかな~
私こんなに都合のいいことしてたら
罰があたるような気がする。」

裸の芳樹に抱かれて
私はつぶやいた。

「いいんだよ。そんな人間たくさんいるし…
ぷーちゃんの好きな人は
ぷーちゃんのものにはならないんだろう?
寂しいじゃん。
俺2番目でいいから……」


「こんなサエナイ女が?
そんなことしたら、殺されるわ。」

「気が付いてないんだよ。
自分の魅力に……
さっきから、俺は自分を抑えるのに
戦ってるんだ。
気がつかない?」


!?

  気がつくもなんも
  初めての経験で・・・・・

芳樹は引いていた腰をぎゅっと
抱き寄せる


  きゃっ…


「ぷーちゃんは
気がつかないんだよ。
もっと自信もちな。
抱きしめているこの柔らかい感触…
太ってたって
それがたまらなく
男なんて一杯いるんだから…
持てないなら俺がもたせてやる。」



  ドキドキドキドキ

身体が汗ばんできた。
神経が真ん中に集中する。


  男の人ってこんなになっちゃうんだ…

頭の中で想像して
見えない分だけ想像も
膨らんでいった。



「メシ食いにいこうか?」

芳樹が体を離した。


安心した。


うなづいた私の唇を今度はもっと
激しく吸った。

キスの音が艶めかしく部屋に響く


抵抗できない私がいる……
素良と芳樹…

愛し方の違う二人に
どんどんはまっていく・・・・・・・・・
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