~KissHug~
「帰っていいよ。」
私は、みじめに身支度を整えた。
涙があふれてきた。
ブラウスのボタンを全部とめ終わった瞬間
涙がポロポロ落ちた。
こんなに自分がみじめなのは
私の存在がみじめだから……
「もう、俺ら会わないほうがいいわ。
今までのことは
秘密にしておいたほうが
お互いのためだし
俺もずっとこのままじゃいけないって
思ってたから…さ…」
「秘密?」
「そう、秘密……」
みじめだった。
さっきまで素良の行為に感じてた自分が
情けなかった。
穴があったら入りたい……
記憶を消したい
「じゃあ、もう記憶から消して。
私も消すから…
今までのことみ~んな忘れて。」
「簡単だよ、俺には……」
「そうだろうね、素良には簡単だろうね。」
バックを持った。
「明日から透明人間になってね……」
そう言うのがやっとだった。
私が外に出て歩きだした時
素良も出てきた。
追いかけてくれる?
そんな
小さい期待を裏切って
素良は反対方向に消えて行った
なんで?
なんでこんなことになるの?
声を上げながら
泣きながら歩く月夜の道
芳樹の部屋の電気はついていた。
でも今は会えない……
ちがう男のことで
芳樹に泣きつくのは失礼だから
秘密にして…
いつもならワクワクする秘密という言葉も
ちがう意味でとると
残酷な言葉だったりするんだ
初めて知った……
私は、みじめに身支度を整えた。
涙があふれてきた。
ブラウスのボタンを全部とめ終わった瞬間
涙がポロポロ落ちた。
こんなに自分がみじめなのは
私の存在がみじめだから……
「もう、俺ら会わないほうがいいわ。
今までのことは
秘密にしておいたほうが
お互いのためだし
俺もずっとこのままじゃいけないって
思ってたから…さ…」
「秘密?」
「そう、秘密……」
みじめだった。
さっきまで素良の行為に感じてた自分が
情けなかった。
穴があったら入りたい……
記憶を消したい
「じゃあ、もう記憶から消して。
私も消すから…
今までのことみ~んな忘れて。」
「簡単だよ、俺には……」
「そうだろうね、素良には簡単だろうね。」
バックを持った。
「明日から透明人間になってね……」
そう言うのがやっとだった。
私が外に出て歩きだした時
素良も出てきた。
追いかけてくれる?
そんな
小さい期待を裏切って
素良は反対方向に消えて行った
なんで?
なんでこんなことになるの?
声を上げながら
泣きながら歩く月夜の道
芳樹の部屋の電気はついていた。
でも今は会えない……
ちがう男のことで
芳樹に泣きつくのは失礼だから
秘密にして…
いつもならワクワクする秘密という言葉も
ちがう意味でとると
残酷な言葉だったりするんだ
初めて知った……