~KissHug~
つぎの日、素良を視界にいれないように
集中しまくった。

おかげで勉強に
集中しまくりでテストは満点だった。



素良はなにか言いたげだった。


でも話したくなかった。
自由時間も外に出なければ
素良に会わないだろう


怖かった。
こころが揺れるから
ささいなことでも
ときめくから・・・・・・


ホテルの部屋電が鳴った。

「もしもし…」

「フロントです。
お客様忘れ物が届いています。」


「なんですか?忘れ物って?」

「お客様宛の茶封筒です。」

「茶…茶封筒って…プ…プリント!?」

慌ててバックの中を捜した。

  あれ?講習でもらった
  明日提出する重要なプリントがない

「あれ、おかしい。入れたつもりだったのに
落としてきたんだろうか?」


記憶がない。

「今、行きます!!
ありがとうございます。」


フロントに飛び込んだ。

「松本様?こちらです。」

「あ、これです。大事な書類だったんです。
どこに落ちてたんだろう。
ありがとうございました。」

  きつねにつままれた…感じ


エレベーターに向かって歩いていたら
いきなり手をつかまれた。


「つかまえた!!」

素良がいた。
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