~KissHug~
「あれ?ハンコどこだったかな。」
引き出しを開けている。
また、ちらかしたな…
FAXの下の引き出しなのに…
「ここじゃないの?」
一瞬、耳を疑った。
「ほら、これでしょ?
寝ぼけてるから訳わからなくなるのよ。」
背筋がザーーーーと一瞬にして氷つく
「サンキューさすが、千鶴さん!!」
そう言って、ハンコを片手に
出てきた芳樹を
私は、顔をあげて見据えた。
芳樹の顔は青ざめた。
私はそんな芳樹を少し冷静に見ていた。
二人の間に緊張の時間が流れた。
「芳樹~帰ったの?
もうバイト行く時間だから
もう一回しよ~」
千鶴の甘い声が響いた。
相手が千鶴ということに腹が立った。
素良の恋がやっと叶ったのに
私は、何も言えず玄関を閉めた。
雷が鳴った。
傘を玄関に置いてきた。
でももうもどる勇気はなかった。
雨の中飛び出した。
泣きながら
私は、追いかけてこない芳樹に失望した。
雷は私の頭上で鳴り響く
携帯は素良を呼んだ。
「もしもし・・・・」
「素良!!助けて!!」
雷が轟音を立てる。
私は素良の家の前に立っていた。
引き出しを開けている。
また、ちらかしたな…
FAXの下の引き出しなのに…
「ここじゃないの?」
一瞬、耳を疑った。
「ほら、これでしょ?
寝ぼけてるから訳わからなくなるのよ。」
背筋がザーーーーと一瞬にして氷つく
「サンキューさすが、千鶴さん!!」
そう言って、ハンコを片手に
出てきた芳樹を
私は、顔をあげて見据えた。
芳樹の顔は青ざめた。
私はそんな芳樹を少し冷静に見ていた。
二人の間に緊張の時間が流れた。
「芳樹~帰ったの?
もうバイト行く時間だから
もう一回しよ~」
千鶴の甘い声が響いた。
相手が千鶴ということに腹が立った。
素良の恋がやっと叶ったのに
私は、何も言えず玄関を閉めた。
雷が鳴った。
傘を玄関に置いてきた。
でももうもどる勇気はなかった。
雨の中飛び出した。
泣きながら
私は、追いかけてこない芳樹に失望した。
雷は私の頭上で鳴り響く
携帯は素良を呼んだ。
「もしもし・・・・」
「素良!!助けて!!」
雷が轟音を立てる。
私は素良の家の前に立っていた。