~KissHug~
~42~
「さっき、俺が素良の家に行った時
いただろ?」
本当のこと言わなきゃ……
「いたよ……」
「お前の耳を噛んだ男も素良だよな。」
「……そうだよ。
私と素良のこと知ってたの?
いつから?」
芳樹は答えなかった。
また沈黙が続いた。
その時沈黙を破るように
電話が鳴った。
「はい・・・」
その後、しばらく芳樹は絶句して
無言のまま受話器を握りしめていた。
「どうしたの?」
「かあさんが死んだって……」
いただろ?」
本当のこと言わなきゃ……
「いたよ……」
「お前の耳を噛んだ男も素良だよな。」
「……そうだよ。
私と素良のこと知ってたの?
いつから?」
芳樹は答えなかった。
また沈黙が続いた。
その時沈黙を破るように
電話が鳴った。
「はい・・・」
その後、しばらく芳樹は絶句して
無言のまま受話器を握りしめていた。
「どうしたの?」
「かあさんが死んだって……」