~KissHug~
その時
悪魔が私を見つめた。



   !?


その人を
私は知っていた。


意外な人物がそこにいた。


その悪魔も私を知っていた。



状況を整理しても
私にはわからなかった。



「あ?君は・・・・」

「こんばんわ・・・・・」



「こんなとこに
なんでいるのおじょうさんは?」


「友達の付き合いです。」


「……素良には言わないでくれ……」





以前一度だけ会ったことのある

素良の父親がそこにいた。


芳樹が悪魔と呼んだ男は


素良の父親だった。
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