~KissHug~
~16~
部屋の小窓から見えたのは
二人の激しいキスシーンだった。
暗い部屋に一瞬
明るい光が短い時間刺すと
二人が夢中で
キスしているのがわかった。
素良はしばらくその様子を見ていたが
いきなり私の目を隠した。
「見ない方がいい。」
「いや、もう見たんだけど
私はどうでもいいけど
そっちのほうが~」
隠されたまま
素良の目を手探りで隠した。
その時、素良の目が濡れているのがわかった。
「素良、かわいそう…」
「ぜんぜ~んだよ。」
「強がって…
だっこしてあげようか?」
ついつい、なんて言ってしまった言葉に
赤面した。
「ぷくちゃん…
だっこしてほしい…」
私は、素良を抱きしめた。
「ぷくちゃん、家に来る?」
もちろん!もちろん!
口に出しそうな歓喜の言葉を
のみこんだ。
ちょっと悩むふりをして
「うん……。」
と小さくうなづいた。
心の中では
ファンファーレが鳴っていた。
素良と一緒にいられる
芳樹と千鶴に感謝した。
二人の激しいキスシーンだった。
暗い部屋に一瞬
明るい光が短い時間刺すと
二人が夢中で
キスしているのがわかった。
素良はしばらくその様子を見ていたが
いきなり私の目を隠した。
「見ない方がいい。」
「いや、もう見たんだけど
私はどうでもいいけど
そっちのほうが~」
隠されたまま
素良の目を手探りで隠した。
その時、素良の目が濡れているのがわかった。
「素良、かわいそう…」
「ぜんぜ~んだよ。」
「強がって…
だっこしてあげようか?」
ついつい、なんて言ってしまった言葉に
赤面した。
「ぷくちゃん…
だっこしてほしい…」
私は、素良を抱きしめた。
「ぷくちゃん、家に来る?」
もちろん!もちろん!
口に出しそうな歓喜の言葉を
のみこんだ。
ちょっと悩むふりをして
「うん……。」
と小さくうなづいた。
心の中では
ファンファーレが鳴っていた。
素良と一緒にいられる
芳樹と千鶴に感謝した。