~KissHug~
その時携帯が鳴った。


素良が離れた。

「出て。」と言った。

「もしもし・・・」

「ぷくちゃん、どこにいるの?」
芳樹だった。

「なんか、お邪魔だったから
先に帰った。」

「お邪魔?
何?ぷくちゃん見てくれたんだ。」

「見てくれたって、キスのこと?」

「そうそう。」


  なんだこいつ

「頭おかしいんじゃない?
別に勝手にしたらいいじゃない。」


「おこってる?
やきもちやいた?」


「は?やきもちって・・・
あんた、わかっててやったの?
考えられない。
やきもちなんて焼かないし・・・
呆れてるだけよ。」


「ぷくちゃ~ん!!!」
大声を出した。


「出てきてよ。
家の前にいるから。」

  まずい・・・・
  そんな大声出して


「今私家にいないよ。
やめて、大声出すの。」

「うそつくな~」


「本当だって。頭おかしいよ。」

また、私の名前を呼んだ。


「ちょっと、ほんとやめて、お願いだから。」


その時、素良が携帯を
私から取り上げた。



「俺んちにいるから。
そこで騒いでも、無駄だよ。」




無言で電話をかえした


「切れた」


  マジかーーーーーー!!?!?
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